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2009
02.13

【トーチカ】ナガタタケシとモンノカヅエによる映像ユニット!

Author:運営事務局

Tags: トーチカ

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「トーチカ」ナガタタケシさん「KAKEHASHI」記念すべき第1回のアーティストインタビュー。

ドキドキの初取材は、映像クリエイティブ・ユニット「トーチカ」のメンバーであり、大阪電気通信大学で講師を務めているナガタタケシさんにお話を伺ってきました!!

「トーチカ」さんは、ナガタタケシとモンノカヅエを中心にしたクリエイティブ・ユニット。実験的な手法で、アニメーションやコミックなどを制作しておられます。

海外でもかなりの注目を集めている有名なアーティストなんですよ!有名な活動のひとつが、「PIKAPIKAプロジェクト」。ペンライトで空中に絵を描いて、それをカメラで撮影してコマ送りの映像作品にしているものなんですが、なんとも心温まる素敵な作品ばかり!それでフランスのCMに制作したり、インドネシアや中国など海外のワークショップを行っていたりと、もう「トーチカ」さんの活動はまさにインターナショナルなんです!
 
取材当日も、なんと大学の研究室で2日徹夜して泊まり込み制作をしていたというナガタ先生。お忙しい中、私たちの取材に快く応じてくださいました。ヒゲのびてましたが(笑)。大阪電気通信大学の研究室をお借りして、最初に作品を見せて頂きながらお話を伺いました。
 

 
■「ガンダムSEED」と「UNIQLO JUMP」
 
──いきなりビックリしたんですが、「ガンダムSEED」に関わっておられたんですね。かなり毎週見てました!!
 
ナガタ:「機動戦士ガンダムSEED」は、私が映像制作会社に勤めていた頃にCGを担当した仕事なんですよ。「機動戦士ガンダムSEED」のオープニングの、アークエンジェルのCGをはじめ、年間で作業してました。2002年の仕事ですね。
 
──アニメのCGって、よくわからないんですけど、動き等の指示があって映像にするというお仕事ですか?
 
ナガタ:だいたいの場合はそうですが、たまに指示に大きくCGとだけ書いてある場合なんかもありました(笑)。自由度が高いので、すごくやる気が出ました。面白い内容になるように、試行錯誤して、楽しめた仕事でしたよ。
 
──2007年には、「UNIQLO JUMP」のお仕事もされていますよね。
 
ナガタ:これは色々な方が携わっている作品で、トーチカも、アニメーションの演出に携わりました。
 
──これは、ナガタさんにお願いがあって、という感じだったんですか?
 
ナガタ:そうですね。ジャンプした写真をコマ撮り映像で見せたいということで、トーチカに話がきました。「神戸ミックス」と「大阪ミックス」を担当したんですが、撮影は現地でしますから、大学生を中心にスタッフを集めて撮影しました。心斎橋店の開店の前日夜から撮影して、開店日はお店を原状復帰しないといけないので、10時半頃に撮影アップしました。
 
 
 
 
■光のアートで人々をつなぐ「PIKAPIKAプロジェクト」
 
──これは、「PIKAPIKAプロジェクト」の映像ですね。
 
ナガタ:この作品はとても手軽にできますし、誰でも参加できるところがいいですね。海外でのワークショップもよく行っていて、いろんな方と一緒に作品を作ったりする機会が増えましたし、そういった意味で作品や制作を通じてコミュニケーションがとれるというのは本当に嬉しいです。地域や国を超えて楽しんでくれる人がどんどん増えていけばな、と思っていますよ。
 
──最近では中国でワークショップをされたとか?
 
ナガタ:そうなんです。出来上がった作品は「PIKAPIKAプロジェクト」のサイトに載せていますが、撮影の仕方等を指導を含めて、4日間のワークショップを中国で行ってきました。17人の生徒を4チームに分けてやったんですが、みんなすごく楽しんでくれて僕たちも楽しかったですね。この作品には共通のテーマがあって。今年の5月、上海で大地震がありましたよね。かなりの広範囲で、被害も大きくて。そんな中で、「地震で家が壊れてしまっても、人と人との愛があれば家をつくることができる」というコンセプトをこの作品では表現しているんです。
 
──なんだか、ジーンとくるコンセプトですね。作品からもすごく暖かい思いが伝わってきます。
 
ナガタ:作品づくりをする中で、そういう暖かい思いが共有されているところが「PIKAPIKAプロジェクト」の良いところだと思っています。誰かが参加してこそできる作品だし、参加する人によって出来上がるものも違ってきますし。そういうふうに参加してくれる人の色んな思いが表現されているので、それが見る人にもすごくダイレクトに伝わる。作ること自体も楽しいですし、新しいアートの手法になるのではないかなと思っています。
 
──国や地域が違っても、コンセプトを共有しながら良い作品をみんなで仕上げられるというのは本当に素晴らしいことですよね!言葉が通じなくても、アートを通して何かを共有できるというのは芸術の永遠のテーマのように思います。
 
 
 
■「常に新しいものを」トーチカ作品の方向性
 
──さて、ちょっと場所移動させていただきました。あらためまして、「トーチカ」さんの活動について教えてください。
 
ナガタ:簡単に言うと、アニメーション作品、映像作品を作るというのが主な活動ですね。簡単に言いすぎですが(笑)今年で活動は10年になるんですが、最初の方はモンノカズエとナガタタケシの連名で作品を作っていました。「トーチカ」というユニットになったのは5年前からです。僕はCG制作というか、技術の部分を担当していて、絵や色づかい、照明なんかは相方のモンノが行っています。
 
──2年前に電通大へ来られたということですが、今までは民間での制作活動をしてこられてますよね。民間から大学という環境に移るのには抵抗はなかったんですか?
 
ナガタ:全然なかったですよ(笑)原先生と昔から交流があったのもあって、僕たちの技術と発想力を見込んで呼んでいただいたのがきっかけなんですが、僕たちも自分たちの後継者として誰かを育てたいという気持ちも強かったので、ありがたかったですね。いつも、プロジェクトごとに一緒に仕事をする人はもちろんいますが、仕事ごとの契約になるので、もっと長期で一緒に仕事をしていく人を探したいなと思っていたんです。でもそれもなかなか難しくて。それなら、育てるところからやりたいな、と。
 
──なるほど。実際に、大学での実務をしてみて、いいなと感じられた部分とかはありますか?
 
ナガタ:実は大学は場所や設備が整っていますし、かなりありがたいんですよ(笑)それに大学だと、まだまだ伸びしろの大きい学生にたくさん出会えますし、ここで新しいネットワークができて、自分たちのパートナーを見つけられたら良いなと思っています。あと、僕たちのコンセプトとして、常に「何か実験的な要素を組み込んでいきたい」というのがあるので、作品ひとつ作るにしても、普通に作るよりもずっと労力がかかってしまうんですよね。その点、大学は自由でやりやすいです(笑)
 
──実験的な要素、というのは?
 
ナガタ:簡単に言うと、とにかく何か新しいものを取り入れていったりということですかね。たとえば、ガンダムのCGのように企業から受注する映像制作であっても、海外のCGから何か新しい技法を取り入れてみたりだとか。「トーチカ」は常に作品において、実験的な要素を取り入れることで、作品をつくっていく過程の中で新たな発見をいっぱい生んでいきたいと思っているんです。「PIKAPIKAプロジェクト」なんかは特にたくさんの人が関わりますし、それだけでも色々ハッと気付かされることが多くて、すごく楽しいですね。それは学生たちと制作するときも同じで、常に新しいことに挑戦していくということをいつも念頭において制作しているんですよ。
 
──なるほど、だからこそ「トーチカ」さんの作品は斬新で、いろんな人々に新しい感動を与えられるわけですね。ありがとうございました。
 

 
こんな先生と一緒に作品制作をすると、常にワクワクするような体験ができそうで、きっと学生にもすごく人気があるんだろうなぁ…と思いました。
KAKEHASHIプロジェクトがさらに色んな人との出会いを広げられて、トーチカさんにとってのチカラ強いパートナーになれたらいいなと思います!
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